ニュース・フラッシュ
2011年2月14日
ロンドン
フレンチ香織
南ア:Anglo American CEO及びShabangu鉱物資源大臣、鉱山国有化案を否定
各社報道によれば、Anglo American社長のCynthia Carroll女史は、Mining Indabaの基調講演後の報道インタビューにおいて、「鉱山国有化を支持するような誤った提言は、破壊する道へと導きかねない」と発言した。また、Shabangu鉱物資源大臣も鉱山国有化に断固として反対する姿勢を変えず、Carroll女史を支持していた模様である。
これに対して、南ア与党ANC(アフリカ民族会議)のGwede Mantashe事務総長は、怒りの反応を示していた模様。なお、ANCは2010年下期に発表されたとおり、鉱山国有化案の実行可能性を調査する方針で、同氏は「鉱山をかつて国有化していた、または現在、鉱山を国有化している国の13か国を対象として、鉱山国有化の実行可能性(成功例の収益及び失敗例の損害リスクの概算など)を調査する」と述べていた。