ニュース・フラッシュ
2011年2月15日
サンティアゴ
大野克久
ブラジル:政府がウラン濃縮及び燃料製造工場建設に30億US$投資へ
現在、ブラジルにはウラン濃縮工場及び燃料製造工場が存在しないが、Edison Lobão鉱山動力大臣は新聞のインタビューに対し、これら工場建設にブラジル政府は30億US$を投資予定であると語った。
ウラン濃縮についてはサンパウロ州Iperóにラボスケール施設が存在するが、この施設ではブラジルの原子力発電施設AngraⅠで必要となるウランの14%しか供給できない。
現在ブラジルでは、AngraⅠ,Ⅱ原子力発電所向けに毎年400 tのウラン精鉱を生産しているが、2015年に操業開始予定のAngraⅢ原子力発電所向けも合わせて1,900 t/年までウラン精鉱生産を拡大させる予定である。


