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ニュース・フラッシュ

2011年2月15日 サンティアゴ 大野克久

ブラジル:政府は鉱業ロイヤルティ引き上げについて検討中

 現在、ブラジル政府は鉱業ロイヤルティ引き上げに関して鉱山動力省及び大蔵省で構成される専門委員会を設立し、同ロイヤルティ引き上げの方法及び鉱業セクターの税負担の在り方について検討中である。
 Edison Lobão鉱山動力大臣は、「ブラジルの鉱業ロイヤルティは鉱山会社の純利益の2%程度で豪州の7%を上回る率と比較して低く、豪州等には存在しない税金も存在している。鉱山会社が支払っている税額を分析している大蔵省の結果を待ち、鉱業ロイヤルティ引き上げに際しては、ブラジルの輸出競争力を阻害しない方策を構築する必要がある。」と発言している。 同大臣によると、未だ合意には達していないが国税庁との議論の上、法案を作成し議会提出するとのことである。
 なお、新鉱業法案は近々議会提出される予定であるが、鉱業ロイヤルティ引き上げ及び鉱業セクターの新しい監督機関の設立に係る法案については、追って別々に議論される見込みである。

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