ニュース・フラッシュ
2011年2月18日
モスクワ
大木雅文
ロシア:Rusalは、2011~15年に東部のアルミ工場に7億US$を投資
地元金属専門誌によると、クラスノヤルスク経済フォーラムでの記者会見において、Rusalオレグ・デリパスカ CEOが、同社東部アルミ事業部の工場近代化に2011~15年の間に7億US$投資すると述べた。
また同氏は、今後12年間に、シベリアの同社アルミ工場の能力を現在の320万tから倍増する計画であると補足した。この生産増加分は主に北アジア市場に向けられる。
Glencore(アルミ部門)と合併したRusalは、現在、世界最大のアルミ及びアルミナ製造企業であり、19か国に資産を有している。2010年1~9月のRusalの純利益は14億2,000万US$、売上高は80億2,900万US$であった。持ち株比率はEn+グループ47.41%、オネクシム17.02%、Rusalグループ株主15.80%、Amokenga Holdings(Glencoreの100%子会社)8.75%、経営陣0.26%、その他10.75%である。