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ブラジル:Anglo American,Barro Altoニッケル・プロジェクト、2011年3月生産開始
メディア報道によると、Anglo AmericanのCynthia Carroll社長は、ブラジルGoias州Barro Altoニッケル・プロジェクトは、2011年3月に生産開始見込みであると語った。同プロジェクトの総投資額は19億US$で、当初5年間で平均41千t/年(FeNi中ニッケル純分、以下同)生産する。Anglo Americanは、現在Loma do Niquel(ベネズエラ)、Codemin(ブラジル)の両ニッケル鉱山を保有し、生産量は約20千t/年であるが、Barro Alto鉱山の生産開始でこれが2倍に増加する。また、ブラジルに保有するその他の鉱山の生産を合せると2016年には同社のニッケル生産は160千tオーダーとなる見込みである。
Anglo Americanは、ニッケルラテライトからロータリーキルンと電気炉によりFeNiを生産する技術を持っており、この技術を使って新規ニッケル鉱山開発を進めている。なおBarro Altoプロジェクトの投資強度(初期投資額/Ni生産量(年産))は22.7 US$/lb Niとされており、他の主要プロジェクトより低くなっている。