中国：工業情報化部、再生非鉄金属産業発展推進計画を発表

　中国有色金属工業協会によれば、工業情報化部、科学技術部及び財政部の3部署は共同で「再生非鉄金属産業発展推進計画(以下「推進計画」)」を発表し、今後5年間の再生金属産業の発展目標及び主要業務を明らかにした。
　「推進計画」によれば、2015年までに主要再生金属生産量は1,200万t、再生銅、再生アルミ、再生鉛生産量は2015年新地金生産量のそれぞれ40％、30％、40％前後にするとしている。また、産業技術設備及び省エネ・環境保護水準の抜本的改善を目指し、合理的な産業配置及び製品構成、省エネ・排出物削減及び資源の総合利用レベルは大幅に引き上げられる。具体的には、再生銅及び再生アルミについては年間生産能力10万t規模以上、再生鉛については年間生産能力5万t規模以上の企業育成を実施し、上位10位企業による年間生産量を全体の50％以上とする。また、重点地域を設け、その地域での再生非鉄金属産業全体に占める生産量を80％以上とする。今後は既存企業を基盤とし、再生非鉄金属産業配置を一層改善する。浙江省、広東省、山東省、天津市、江西省地区を再生銅、広東省、浙江省、重慶市、上海市、河南省地区を再生アルミ、安徽省、河南省、山東省、江蘇省、湖北省地区を再生鉛の重点地区とするとしている。