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豪:WA州政府は磁鉄鉱のロイヤルティについて検討中
2011年2月22日付け地元紙等によれば、WA州政府は磁鉄鉱のロイヤルティについて検討中であり、結論を急いでいると報じた。WA州では、これまで磁鉄鉱の生産は行われていなかったが、WA州Pilbara地域のSino Iron磁鉄鉱プロジェクト(CITIC Pacific Ltd.80%及び中国冶金科工集団公司(MCCMetallurgical Corporation of China Ltd.)20%、予測、概測及び精測資源量45.05億t,Fe品位23.37%)が2011年末に輸出を開始する計画である他、いくつかの磁鉄鉱プロジェクトが開発に向かっている。WA州政府は、2012年7月1日に導入が予定されているMRRT(鉱物資源利用税)のドラフトがリリースされる2011年中旬までには、結論を出したいと考えている。
WA州鉱山省は、磁鉄鉱ロイヤルティ5%を提案する一方で、WA州のロビー団体である鉱物エネルギー協会(CMA:Chamber of Minerals and Energy)は、磁鉄鉱産業を発展させ国際的競争力を持たせるため、磁鉄鉱ロイヤルティ3.5%を主張している。Rio TintoやBHP Billitonといった大手鉄鉱石鉱山会社は、磁鉄鉱採掘にかかる高エネルギーコストを理由に、磁鉄鉱ロイヤルティ2.5%と採掘後5年間のロイヤルティ免除を主張している。
磁鉄鉱はMRRTの対象に含まれているが、連邦政府の政策移行グループの考えでは、磁鉄鉱は採掘直後の価値が高まっていない時点で課税されることから、あまり影響が大きくないとしている。