ニュース・フラッシュ
2011年2月28日
バンクーバー
片山弘行
加:BC州北西部送電網計画の環境認可取得
BC州環境審査局(Environmental Assessment Office)は、2011年2月23日、BC州の電力会社であるBritish Columbia Hydro and Power Authority(以下、BC Hydro)が申請していたBC州北西部の送電網敷設計画(Northwest Transmission Line project)に対して環境認可を与えたことを明らかにした。
本送電網計画は、BC州北西部Terrace市の南に位置するSkeena変電所から、新設されるBob Quinn Lake変電所までの344 kmを287 kVの送電線でつなぐ計画であり、建設総工費は404百万C$と見込まれている。
BC州と連邦政府とのカナダ環境アセスメント法に基づく取り決めにより、本件に係る連邦政府の環境審査はBC州環境審査局に委任され、本承認にて連邦政府の環境認可も得たことになる。今後は、2013年12月のサービス開始に向けて、その他必要となる許可を取得することとなる。
送電網敷設に伴い新設されるBob Quinn Lake変電所は、Schaft Creek銅プロジェクトやGalore Creek銅プロジェクトの南東約60~70 kmに位置しており、インフラが乏しいため停滞していた本地域の複数のプロジェクトの進展に弾みがつくものと期待される。
