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ニュース・フラッシュ

2011年2月28日 ロンドン 小嶋吉広

ザンビア:Vale会長、ザンビアでのプロジェクト推進を表明

 Vale会長兼CEOのAgnelli氏は、最近の銅価高騰を受け、ザンビアでのプロジェクト推進を表明した。
 ValeはザンビアにおいてKonkola North銅・コバルトプロジェクトに係る50%権益を保有している。2009年のAfrican Rainbow Minerals社との共同探鉱の結果を受け、2011年は8千万US$を投資する予定である。Konkola Northプロジェクトは2013年の生産開始に向け現在開発中であり、年産銅45千t、マインライフ28年を計画している。Valeは2015年を目途にブラジル、カナダ、チリ、アフリカにおいて年産691千tの銅生産計画を掲げており、今後のKonkola Northプロジェクトでの銅生産拡大は、同社の世界戦略を担う重要な位置づけになっている。同社の2011年銅生産量332千t(見込み)は、2010年(207千t)に比べ60%増加しており、同社は着実に銅メジャーとしての地歩を固めつつある。
 「我々の最終的な目標は、2017年に銅生産量1,000千t規模を達成することである。」とAgnelli CEOは発表している。

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