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ニュース・フラッシュ

2011年2月28日 北京 土居正典

中国:国家発展改革委員会、石炭燃焼灰中のアルミナ資源利用指示

 現地報道によれば、国家発展改革委員会は「アルミナ含有フライアッシュ資源の開発利用強化に関する指導意見」を公布した。同委員会によれば、内モンゴル自治区中西部及び山西省北部の一部石炭には、豊富なアルミニウム鉱物が含まれ、発電所より生じたフライアッシュ中のアルミナ含有率は40~50%に達し、このアルミナ資源の利用は供給源の拡大、循環経済の発展及び地域経済の発展に重要な意義があるとしている。
 フライアッシュからのアルミナ回収技術は、発電企業の大唐国際及び精華大学により開発され実用化段階に入り、内モンゴルで20万t/年規模のプロジェクトが操業を開始している。資料によれば、内モンゴルのアルミ含有石炭の生産能力は約1億t/年で、フライアッシュから1,200万t/年のアルミナ生産が可能とされる。

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