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ジンバブエ:Zimplats、プラチナ鉱山拡張に5億US$を投資
Impala Platinum(南ア)が株式87%保有するZimplats社のMuchadeyi Masunda副会長によれば、同社はジンバブエで操業する同社保有のプラチナ鉱山拡張に向けて、5億US$を投資する計画である。
ジンバブエでは、50万US$以上の資産価値を有する外資事業に対して、地域社会にその権益51%を譲渡する義務を課す『Indigenisation and Empowerment Act』が、Mugabe大統領によって既に承認されているとして、Rio TintoやAnglo Platinum等を含む外資企業は、将来の対応に懸念を隠せない状況であると報じられている。他方、Zimplats社のMasunda副会長は、「今後の建設的な対話による解決を求めており、同国への投資を継続する」と述べ、積極的な姿勢を示していた。また、同社は、政府に対して23.5百万US$の税金を支払っているが、同国の税管理局からの見直しで、倍額(56百万US$)が請求されている模様で、「こちらも迅速な解決を求めたい」と言及していた。
Zimplats社は、ジンバブエ首都Harareから南西に位置するGreat Dyke岩体の北部で3つの鉱山(坑内採掘)を操業している。鉱山付近には、操業中のNgezi製錬所と、(休業中の)SMC製錬所を保有しており、2010年度には同国にて(マット状で)プラチナ173,900 oz(5.4 t)を生産。2014年度にはNgezi第2拡張計画が完了し、年産プラチナ270千oz(8.4 t)まで増強されることが期待されている。