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ニュース・フラッシュ

2011年3月15日 モスクワ 大木雅文

カザフスタン:第2回「マイネックス中央アジア」、4月にアスタナで開催

 カザフスタン及び中央アジア諸国の鉱業部門での重要なイベントの1つである国際鉱業フォーラム「マイネックス中央アジア」(第2回)が4月5~7日、アスタナで開催される。
 目的は、リーマンショック後のカザフスタン及び中央アジア諸国の鉱業に関する戦略と今後の発展の見通しについての意見情報交換であり、カザフスタン及び中央アジアの他、ロシア、ウクライナ、EU、オーストラリア、アメリカ、カナダ、日本、韓国、中国、チリ、ブラジル、インド、モンゴルから総勢500名の専門家の参加が予想されている。
 実りある開催を目指して30名規模のワーキング・グループが形成され、その議長にはIOM3(Institute of Material, Minerals and Mining)のジャン・ルイス会長が就任。カザフスタンからはカムルイク・カズイナ基金のヌルラン・サムランバエフ専務が中心的な役割を担うほか、カザフ英国商工会議所、通信広告機関アドバンティクスが参加する。
 今回のフォーラムで特に注目されるのは、カザフスタンにおける新法「地下資源及び地下資源利用に関する法律」の運用に関する問題と、キルギスタン、タジキスタンの地下資源利用に関する国家規制の変更に関する法令案の詳細についてである。また、鉱業部門の資金調達と外資導入に関するアプローチの近代化、税制の改善についての分析も重要なテーマとなる。
 今回のフォーラムでは、国家鉱業企業タウケン・サムルク、ENRC、カザフミス、カズアトムプロム、カズツィンク(錫加工工場)、アトムプレドメトゾロト、カザフミス・ゴールド・キルギスタン、Rio Tinto、Uranium Oneといった主要企業の事業・戦略に関するプレゼンテーションも予定されている。

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