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ニュース・フラッシュ

2011年3月17日 サンティアゴ 神谷夏実

チリ:El Teniente鉱山、拡張のためのEIA承認

 メディア報道によると、El Teniente鉱山深部開発プロジェクト(総額32.8億US$)のためのEIAが、チリ第VI州政府より承認された。同プロジェクトは、同鉱山の下部レベル(海抜1,880 mレベル)の開発を行うもので、現在の粗鉱処理量131千t/日、銅生産量406千t/年を維持し、マインライフを2028年から2064年までに延長することを目的としている。CODELCOは2017年の生産開始を目指して2011年中に建設に着手する予定である。
 2017年までに1,720億US$を新規開発レベルに投資する。また、粗鉱処理量を180千t/日に引き上げる計画も2024年までにスタートさせる。新規開発部分の採掘は完全自動化を行い、坑内作業員の労働リスクを軽減することも目的としている。El Teniente鉱山の下部レベル開発は、CODELCOが現在計画している総額165億US$のMina Ministro Hales鉱山新規開発、Chuquicamata鉱山の坑内採掘移行計画、Andina鉱山拡張計画(PaseII)に並ぶ同社の4大プロジェクトの一つである。

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