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- 鉛 ベースメタル
米:鉛生産会社Doe Run Resources社とミズーリ州天然資源省、州立公園の汚染土壌除去に合意
米連邦環境保護庁(EPA)は、米鉛生産大手のThe Doe Run Resources Corp.(以下、Doe Run社、本社:ミズーリ(MO)州St. Louis)とMO州天然資源省州立公園局が、MO州St. Joe州立公園の鉛汚染土壌の除去を実施することに合意したと発表した。
対象となる地域は、St. Joe州立公園の一部、約1,240エーカー(約5 km2)の範囲であり、1923~1972年までDoe Run社の前身であるSt. Joe Minerals Corp.が鉛鉱石の採掘と選鉱を実施し、1976年に州政府に寄贈した地域である。本地域は、スーパーファンド法に基づきFederal Tailings Pileスーパーファンドサイトとして汚染物質の除去が必要な地域として指定されており、EPAの調査では、採取された土壌から20,000 ppmの鉛の異常値が観測されている。
EPAでは、この除去作業の費用として約7百万US$を見込んでおり、そのほとんどは2009年のASARCO売却費用17.9億US$の一部を基に設立された特別基金から拠出されるとしている。