ニュース・フラッシュ
2011年3月29日
シドニー
栗原政臣
豪:南豪州政府、ウラン鉱山に対する新たなガイドラインを検討
2011年3月21日、南豪州鉱物資源省のTom Koutsantonis大臣は、日本で発生した原子力発電所の事故を踏まえ、豪州でウランの濃縮を開始することを提案した、と地元紙等は報じた。また、同大臣は、日本での事故は、原子力発電に対する信頼を著しく損ない、3月14日の週だけで豪州のウラン鉱山の価値を10億A$以上引き下げた、と述べた。
Koutsantonis大臣は、アデレードで開催されたウラン会議において発言し、豪州でのウラン濃縮は不可避とした。しかしながら、連邦政府のMartin Ferguson資源大臣も含め主要な政党の代表者はこの意見に反対している。


