ニュース・フラッシュ
2011年3月29日
シドニー
原田富雄
アフガニスタン:鉱業相が豪州大手鉱山に投資を呼びかけ
2011年3月25日、豪州を訪問中のアフガニスタンのWahidullah Shahrani鉱業大臣は、政府やBHP Billiton、Rio Tintoを含めた鉱山関係者と面会し、同国の大規模鉱床開発への投資を呼びかけたと地元紙等が報じている。2010年12月、アフガニスタンは西欧諸国の鉱山権益の取得を認め、こうした鉱山開発が同国の平和や安定に資するとの考えを示した。また、外国投資によるインフラ・プロジェクトを保護するための特別な警察組織を編成中であり、鉱業権の承認に当たっては国際的な専門家による監督と、完全な透明性を確保すると述べた。
アフガニスタンでは、既に、中国のChina Metallurgical Companyが60億US$を投じて、石炭火力発電所、銅製錬所、鉄道網を建設中であり、今後海外からの投資が期待されるプロジェクトとして次のものがある。
・タジキスタン、中国国境付近のadkhshan金鉱床開発
・北部Balkh地方の銅鉱床開発
・南東部の Ghasni地方の銅・金鉱床開発
・西部Heart地方のリチウム鉱床開発
・北部Ayak地方の銅鉱床開発