中国：国土資源部、2011年レアアース他採掘総量規制指標を発表

　国土資源部は3月31日、2011年のレアアース(REO)、タングステン(WO3 65％)及びアンチモン(金属量)の採掘総量規制指標を発表するとともに、これらの探査権・採鉱権の新規申請凍結を2012年6月30日まで延長すると発表した。
　其々の採掘総量規制指標は、レアアースは93,800 tで前年の89,200 tと比べ5.15％増加した。そのうち軽希土は80,400 t(対前年比4.42％増)で、前年と比べ四川省で2,400 t(対前年比10.91％)、湖南省及び広西壮族自治区でそれぞれ500 t(同比33.33％、25％)増加した。中重希土は13,400 t(同比9.84％増)で、前年と比べ江西省及び福建省でそれぞれ500 t(同比5.88％、33.33％)増加した。タングステンは87,000 tで前年の80,000 tと比べ8.75％増加し、前年と比べ湖南省で2,200 t(同比11.11％)、雲南省で1,300 t(同比35.14％)、江西省で1,100 t(同比3.13％)増加した。アンチモンは105,000 tで前年の100,000 tと比べ5％増加し、前年と比べ雲南省で3,000 t(同比75％)、貴州省及び甘粛省で其々600 t(同比20％、28.57％)、広東省で570 t(同比58.16％)増加した。
　なお、2011年採掘総量規制の省区別明細指標は下表のとおり。