ニュース・フラッシュ
2011年4月7日
調査部
渡邉美和
ラオス:Chinalco、ラオス南部鉱産資源開発を計画
現地報道では、2011年4月6日、中国アルミ業(Chinalco)は、近日、熊維平総経理が訪ラオス団を率い、ラオスを訪問することを発表。同時に訪問期間中に、同社子会社の中国アルミ業香港有限公司とラオスの服務公司Service Company との間で提携を進める協議を行うと発表した。なお、一部では、これに際してService Company傘下の鉱産資源会社を買収するとも伝えられている。
ラオス鉱産資源省の探査による初期段階の推定では、ラオスは銅やアルミの鉱産資源が豊富であるが今なおその多くが未開発とのこと。その資源量は、金鉱石1,700万t、鉛亜鉛鉱石80万t、金属量で290万tになる銅鉱石1.82億tなどがあり、このほか、錫鉱石160万t、ボーキサイト1.25億t、鉄鉱石1,400万t、石こう1.28億t、リチウム塩鉱石3.9億t、石炭3.74億tなどの資源があるとされている。
