ニュース・フラッシュ
2011年4月12日
シドニー
原田富雄
豪:Lynas社、同業のAlkane Resources社から重希土類の供給を協議
レアアース企業のLynas社(本社:NSW州Sydney)のCurtis会長は、競合相手であり、友人でもあるNSW州のDubboジルコン・プロジェクトを手がけるAlkane Resources社(本社:WA州Perth)のChalmers社長との間で、同プロジェクトから産出される重希土類などのレアメタル供給について話し合いを持っていることを地元経済紙が伝えている。
Lynas社が所有するMt Weldレアアース・プロジェクトは主に軽希土類が中心で、Curtis会長は、NSW州のDubboジルコン・プロジェクトからの産出が期待されるイットリウムや、タンタル、ニオブ、ハフニウムに強い関心を示しているとされる。
Alkane Resources社の2011年3月の発表資料によれば、DubboプロジェクトはDefinitive FSを2011年H1に終了させ、環境関連の認可を2011年中に取得後、2012年Q2から施設の建設を開始し、生産開始は2013年Q4を予定している。