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ニュース・フラッシュ

2011年4月12日 シドニー 原田富雄

豪:WA州の資源企業は急成長

 WA州にある資源企業の時価資本総額は、2011年2月までの半年間で980億A$から1,368億A$へと約40%も上昇したことが、WA州鉱物・エネルギー会議所(Western Australia Chamber of Minerals and Energy)と、大手会計事務所のKPMGの共同調査「WA州資源指標(Western Australia Resource Index)」で明らかとなった。また、豪州証券取引所(ASX)への上場企業数も532社から29社増加し561社となった。
 とりわけジュニアの鉄鉱石事業者は好調で、ASX上場企業59社の時価資本総額は、現時点では2010年に比べ53%上昇の379億A$に達しているとResource Capital Research社の鉱業部門のアナリストは述べている。この中でもっとも顕著な例は、DRCコンゴに鉄鉱石プロジェクトを持つEquatorial Resources社(本社:WA州Perth)で、17倍にもなっている。
 資源大州であるWA州は、鉄鉱石を始めとした世界的な資源需要の高まりによる資源ブームに支えられ、2009/10年度の輸出額は前年度比で8.3%の増加となっている。

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