ニュース・フラッシュ
2011年4月18日
ロンドン
萩原崇弘
ナミビア:Namibia Rare Earths社株式上場、4~5年後のレアアース生産を目指す
ナミビア北部Lofdal鉱床でレアアースを対象に探鉱活動中のNamibia Rare Earths社(本社:カナダ・ハリファックス)は、トロント市場に上場し、一株当たり0.80 C$、2500万C$の資金調達に成功した。同社のBurton会長によれば、同社は、この資金調達により、8~12か月で埋蔵量評価を行い、更に18か月に亘るNova社によるプレFSの後、FSを1~2年間で実施する予定である。また、生産開始時期は、埋蔵量にもよるが、上記を勘案し、4~5年先を予定しているとのことである。
ナミビア北部に位置するLofdalカーボナタイト鉱床は、首都Windhoekから北に450 ㎞、Khorixasから28 ㎞に位置し、同社が独占探鉱権を100%保有している。2008年以降、ナミビア地質調査所との連携の下で探鉱が進められ、これまでに5,800サンプルが取得されており、同鉱床が軽希土と重希土に富むことが確認されている。2010年10月のボーリング調査結果によれば、重希土比率が極めて高い地域があるとのデータを得ているとのことである。
