ニュース・フラッシュ
2011年4月18日
ロンドン
北野由佳
南ア:2011年2月の鉱山生産量発表及び探鉱権・採掘権申請オンラインシステムの開始
南ア国家統計局(Stats SA)は2011年4月14日、同年2月における南ア全体の鉱山生産量を発表した。2011年2月の鉱山生産量は対前年同月比2.8%増、対前月比0.3%増となった。主な内訳としては、2月は操業日数が1月より少ないにも拘わらず、鉄鉱石及びマンガンの生産量がそれぞれ対前月比29.8%増、12.7%増と大幅に増加したのに対して、金、PGM、石炭の生産量はそれぞれ対前月比2.3%減、1.2%減、1.8減とわずかに減少した。また、同国の2011年1月の鉱業売上高は、対前年同月比30.1%増の249億1,270万ZAR(南ア通貨ランド、約3,608百万US$)となった。
一方、南アの鉱物資源省(DMR)は2011年4月18日、探鉱権や採掘権の申請を受け付けるオンラインシステム(SAMRADシステム)の運用を開始した。SAMRADシステムは、当初の予定では3月末より開始されることとなっていたが、最終点検のために開始が延期されていた。同システムを利用するには、まずユーザー登録をして、システムにログインするためのアカウントを開設する必要がある。
SAMRADシステムを利用し探鉱権や採掘権を申請するための手順は以下の通り:
・STEP1-地域、鉱物、鉱区を選択
・STEP2-申請者の情報
・STEP3-HDSA (Historically Disadvantaged South African)の関与に関する情報t
・STEP4-連絡先の確認
・STEP5-鉱区情報の確認
・STEP6-必要書類の提出(PDFフォーマット)
・STEP7-料金の支払い
・STEP8-申請完了