ニュース・フラッシュ
2011年4月19日
調査部
渡邉美和
豪・中国:豪州への2009~10会計年度の外国鉱業投資額809億A$の内、中国が15%を占める
中国現地の報道によると、豪FIRBの集計では、2009~10会計年度で当該委員会が承認したFDI総額は1,395億A$(1,498億US$)となり、前年度と比べ減少した。大多数の産業について一様に件数も額も減少したが、鉱業の探査と開発に関しては活発に投資が行われた。
FIRBが審査承認した申請は809.2億A$(869億US$)に達し、額は前年度比11%減少したものの、件数は前年度の164件から増加し248件となっている。
その他の主な産業での投資状況は以下の通り。
・不動産業 3,897件、200億A$(215億US$) (2008~09会計年度は234億A$(251億US$))
・製造業 46件、162.5億A$(175億US$) (2008~09会計年度は191億A$(205億US$))
・サービス業 69件、140億A$(150億US$) (2008~09会計年度は317億A$(340億US$))
2009~10会計年度でFIRBが承認した中国からの投資は総額163億A$(175億US$)で、米国、英国に次ぐ第3位であった。
豪州への投資額のうち鉱業の占める割合は、中国で75%(122億A$)(131億US$)、米国で64%(250億A$)(269億US$)、英国で77%(222億A$)(238億US$)であった。
