ニュース・フラッシュ
2011年4月21日
バンクーバー
大北博紀
加:Teck、2011年Q1の監査結果を公表
カナダ資源大手Teckは、2011年4月18日、2011年Q1の監査結果を公表した。調整後収益は、2011年4.5億C$(2010年1.98億C$)で対前年比127%増となった。増加要因は、石炭の販売量が低迷したにもかかわらず、石炭と銅の価格が大幅に上昇したためである。
2011年Q1の石炭の売り上げは、例年より厳しい冬の気象条件に鉄道と港湾作業が妨げられたため、過去6年間のQ1販売量平均530万tに対し、500万tとなった。最近の情報では、460~490万tとなっている。また、Q1の石炭生産は、2011年1月30日にElkview鉱山で始まったストライキの影響を受け約100万tの減産となったが、新しい労働協定が4月に入って合意され、4月8日に生産を再開した。
(参考)銅・石炭平均価格
| 2011 | 2010 | 増減率 | |
| 銅 US$/lb | 4.38 | 3.29 | +33% |
| 石炭 US$/t | 207 | 140 | +48% |


