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ニュース・フラッシュ

2011年4月22日 調査部 渡邉美和

中国:湖南省株洲市の醴陵市、尾鉱堆積場処理に2,500万元(3.8百万US$)投資

 中国での報道によると、2011年4月20日、湖南省株州市の醴陵市で最大の尾鉱堆積場である潘家冲3号尾鉱の処理が着工した。総投資額は2,500万元(3.8百万US$)で、着工後180日で完成予定である。
 この尾鉱堆積場は、もともと、湖南省有色金属工業総公司に所属していた元国有の潘家冲鉛亜鉛鉱山が残した堆積場で、この鉱山は2001年11月に資源枯渇により破産させられていた。資金難などから、この堆積場の処理作業も進渉が遅く、当地の民衆に不安を与えていたところ、過日、連日の降雨により1号鉱区で決壊し、下流に当たる村民300人以上が避難するなど、重大な災害をもたらした。
 安全を確保するため、醴陵市は省の資金200万元と中央の補助金2,308万元を引き出した。潘家冲尾鉱の1、2、3号鉱区については、浸透対策、決壊防止、植生回復などが図られる予定である。

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