ニュース・フラッシュ
2011年4月26日
シドニー
原田富雄
豪:Alliance Resources社、Four Mileウラン・プロジェクトの開発費用を公表
SA州にてQuasar Resources社とのJVによりFour Mileウラン開発プロジェクトを手がけるAlliance Resources社(本社:VIC州メルボルン)は、最終最適化調査(Final Optimization Study)の結果、ISR(原位置回収)法、及びウラン精製プラントにかかる年間運転費用が201.1百万A$と、当初見積もった168百万A$から25%上昇したことを明らかにした。これは1ポンドのU3O8生産に21.53 A$の費用を費やすことに相当する。
一方、同プロジェクトに関し、Alliance Resources社は、子会社のAlliance Craton Explorer社を通じて、同鉱山における先住権合意(Native Title Mining Agreement for the Four Mile Project)の署名に関し手続き上の問題があったとして、Quasar Resources社、及びその親会社でありSA州のBeberlyウラン鉱山を所有するHeathgate Resources社をSA州の高等裁判所に提訴した。Alliance Resources社側は勝訴しているものの、Quasar Resources社側もこれを不服として提訴している。また、先住権合意の登記を行うSouth Australia Mining Registrarによれば、Quasar Resources社が提出した登記申請書類は必要項目を満たしていないとして登記を拒否されており、同プロジェクトが直ぐに動き出す状況には至っていない。
