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ニュース・フラッシュ

2011年5月9日 サンティアゴ 神谷夏実

ブラジル:Rousseff大統領、鉱業ロイヤルティ導入を再確認

 メディア報道によると、ブラジルRousseff大統領は、鉱業ロイヤルティ(CFEM Tax)について、現在の低すぎる税率を早急に改訂すべきであると語った。現在、ブラジルで鉱山操業する企業は、純利益の0.2~3%のロイヤルティを支払っている。ボーキサイト、マンガン鉱石、岩塩、カリウム鉱石等が税率3%であるのに対し、鉄鉱石、肥料原料、石炭等が2%の税率となっている。また金は1%、貴石、カーバイト等は0.2%となっている。徴収されたロイヤルティは、地方自治体65%、連邦政府12%、州政府23%の割合で分配されている。
 現在のロイヤルティ引き上げ案では、企業の純利益に課税しているものを売上げベースに改訂するとともに、配分を鉱業生産のある地方自治体に60%、鉱業の影響を受ける地方自治体に10%、州政府に20%、連邦政府に10%としている。2010年のロイヤルティ支払い額は10億レアル(約6.35億US$)に上った。

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