豪：BHP Billiton、Olympic Dam銅・ウラン・金鉱山拡張計画が前進

　2011年5月13日、BHP Billitonは、SA州Olympic Dam鉱山の拡張計画に関する最終的なSEIS(Supplementary EIS)の公開を行った。同SEISは、2009年に提出されたEISに対する連邦政府、及び4,000を超える国民からの提案に答えたもので、2011年内が予定される政府による最終承認取得への重要なステップとなっていた。
　Olympic Dam鉱山の拡張計画について、BHP Billiton役員会の承認の他に、連邦政府、SA州政府、及びNT州政府による承認が必要とされるが、数千人規模の雇用と、1兆A$を超える資産と言われるOlympic Dam鉱山の拡張に伴い財政が潤うこととなるSA州のRann首相は、「今回の発表はEISに対して自動的に承認を与えるものではなく、今後同社との間で、ロイヤルティなど必要となる合意形成に努める」と発言しており、次回選挙に出馬しないと伝えられる同首相は、任期内に本件を決着させる意向を示している。