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ニュース・フラッシュ

鉱種:
マンガン レアメタル
2011年5月23日 ロンドン 北野由佳

南ア: Shabangu鉱物資源大臣、Kalagadi Manganese社のマンガン・プロジェクト視察

 南アのShabangu鉱物資源大臣は2011年5月17日、Kalagadi Manganese社(本社:Rivonia、Kalahari Resources社80%所有)のKalagadiマンガン・プロジェクトを視察した。同プロジェクトの鉱山生産量は300万t/年(品位Mn 38%)とされており、2012年中にはマンガン鉱石の生産が開始される予定である。処理能力240万t/年(品位Mn 47%)の焼結プラントも2012年には稼働予定であるが、高炭素フェロマンガンの製錬所(生産量32万t/年)の完成については、予定より一年延期の2013年となっている。各施設の建設が完了すれば、同社は鉱山、焼結工場、製錬所の建設及び運営をする世界初の黒人女性所有の会社となる。
 同社のDaphne Mashile-Nkosi会長によれば、製錬所が稼働を始めれば年間110億~120億ZAR(約1,300億円)の収益が見込めるという。Shabangu鉱物資源大臣は「Kalagadi Manganese社は南アの鉱業法実施の模範例である。政府の政策に準拠したプロジェクトであり、南アの原材料の国内における高付加価値化を政府は奨励している。」とコメントした。

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