ニュース・フラッシュ
2011年5月26日
モスクワ
大木雅文
カザフスタン:Kazatomprom、ドイツのChemieanlagenbau Chemnitz GmbHと協力へ
現地報道では、Kazatomprom社広報部が、同社とドイツのChemieanlagenbau Chemnitz GmbHとの協力覚書に調印した旨を取り上げている。
Kazatompromのウラジミル・シコリニク会長はベルリンにおけるカザフスタン・ドイツ経済フォーラム「経済協力の推進」に参加し、カズアトムプロムの新規事業分野に関わるカザフスタンとドイツの協力の優先事項について報告した。同会長は、ウラン及びレアメタル採掘の資源確保における技術革新について述べ、硫酸生産の新技術をフォーラム参加者に紹介した。
またフォーラムの一環として、KazatompromとChemieanlagenbau Chemnitz GmbH は、カザフスタン、ドイツ及びその他諸国の原子力、化学、冶金分野において世界レベルの技術革新や新たな知識集約型生産を創設するための協力を定めた覚書に調印した。この覚書には、塩酸、シアン化ナトリウム、塩化物、次亜塩素酸カルシウム及びその他化学品生産のパイロットプラント建設を含む9つの具体的案件が盛り込まれている。
