ニュース・フラッシュ
2011年5月30日
バンクーバー
片山弘行
加:Rio Tinto社、ケベック州イルメナイト鉱山等の拡張に8億C$を投資
Rio Tinto社は、2011年5月26日、同社子会社のRio Tinto Fer et Titane社を通じて保有しているケベック州Lac Tioイルメナイト鉱山及びSorel-Tracy選鉱・製錬設備の拡張に総額8億C$を投資すると発表した。
本拡張計画では、2億C$をかけてLac Tioイルメナイト鉱山のマインライフを2050年まで延長し、6億C$をかけてSorel-Tracy選鉱設備を近代化させるとしている。現在のSorel-Tracy選鉱・製錬設備は、鉱石をダクタイル鋳鉄やビレット、金属粉、二酸化チタンに加工しているが、モントリオール近郊に立地していることもあり、しばしば環境保護団体から大気汚染源や河川汚染源として非難されてきた。Rio Tinto Fer et Titane社のDominique Bouchard社長は、近代化工事により60%以上の二酸化硫黄の排出が抑制されると述べている。