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ニュース・フラッシュ

2011年5月31日 シドニー 栗原政臣

豪:Broken Hill North再開の検討

 2011年5月25日、Perilya Ltd.は2008年9月の世界金融危機以降延期されていたBroken Hill North鉱山の再開について検討している、と地元紙等が報じた。Managing DirectorのPaul Arndt氏は、同鉱山の再開へ向けた調査は順調に進んでおり、特に銀価格の動きにより肯定的となっているとした。Broken Hill North鉱山の埋蔵量は11.2百万t、亜鉛6.7%、鉛4.9%、銀50 g/tでマインライフは5年の見込み。銀価格は2009年のUS$20/oz以降、2011年4月のUS$48.58/ozを最高にUS$35/ozで安定している。
 しかしながら、強い豪ドルにより利益が限定される懸念もある。Arndt氏は、Broken Hill Southの銀品位約50 g/tに対して、Broken Hill Northでは100 g/tから開始し、深部へ高品位化することを期待しているとした。深部については資源量3.7百万t、亜鉛11.3%、鉛13.5%、銀219 g/tが見込まれている。

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