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- 鉱種:
- 銀 ベースメタル
ペルー:Bear Creek社、ペルー政府決議によるSanta Ana銀プロジェクトESIA審査の凍結についてコメント
Bear Creek Mining Co.(本社:バンクーバー)は、2011年6月1日、ペルー政府決議によるペルー南部Chucuito州Santa Ana銀プロジェクトの環境社会影響評価(以下、ESIA:Environmental and Social Impact Assessment)審査の12か月間の凍結について見解を示した。
ペルー政府は、2012年5月まで12か月間審査を凍結し、その間に関係機関や地元住民とのコミュニケーションを更に深めて欲しいとしているが、ESIAに関して技術面や申請手続きには問題が無く、ESIAの差し止めは最近の地元住民の抗議によるもので法的根拠が弱い。ESIAの承認を得るため、必要な全ての手続きを行っており、立法機関であるConsejo de Mineriaへの上告を含めた法的手段を検討中である。
同プロジェクトは1,000人の直接雇用、1,500人の間接雇用を提供し、ロイヤルティと税金で3億3,000万US$以上がペルーの人々と周辺地域に提供される。Bear Creek社の最高経営責任者Andrew Swarthout氏は、「地元住民の抗議に対する政府の反応は、大統領選挙前の政治情勢によるものである。2011年2月に実施した公式な公開ヒアリングで示されたように、地元住民からは強いサポートを受けている。」と述べている。
ペルーの大統領選は、6月5日、ケイコ・フジモリ氏と左派のOllanta Humala氏による決選投票が実施され、Humala氏の当選が確実となっている。Humala氏は反採鉱抗議が行われた南Puno郡で幅広い支持を得ており、Bear Creek社にとってはフジモリ氏の勝利が望まれていた。
