ニュース・フラッシュ
2011年6月13日
リマ
山内英生
ペルー:Humala次期政権、税の安定契約やFTAの尊重に言及
2011年6月8日付け地元紙等によると、6月6日にリマ証券取引所の株価が大幅に下落したことを受け、Humala次期政権の経済政策を担当するKurt Burneo氏は、成長の原動力である投資を促進していくとの考えを改めて示すと共に、「次期政権は現在の経済モデルを維持する方針であり、それは即ち税の安定契約を尊重するということだ」とコメントした。更に、2011年7月28日以前に締結されたFTAについても尊重するとしたほか、ペルー中央銀行の独立性は維持される方針を明らかにした。
一方、公約として掲げている社会政策は段階的に実現するとし、特に貧困層の高齢者を対象とする年金プログラム等から着手していくとの考えを示した。