ニュース・フラッシュ
2011年6月13日
ジャカルタ
高橋健一
インドネシア:重複発行された鉱業ライセンスを調査・解消するための特別チームを編成
2011年5月24日の地元紙報道によれば、インドネシア政府は、重複発行された鉱業ライセンスを調査・解消するための特別チームを編成することを示した。これは、関係閣僚をメンバーとした鉱業に関する各省調整会議において、これまでに政府により発行されたライセンス数は8,000超となっているが、そのうち6,000が重複しているという報告がなされたことを受けたもので、同会議において特別チームを編成し、調査、解決する方針であることを示したものとなっている。
これに関し、Hatta経済調整大臣は、主な原因はライセンスの発行者である中央政府と地方政府との間の調整が十分でなかったことを指摘しており、複数の採掘許可が発効されているケースがあるという。また、Augstin財務大臣は、特別チームにより、全てのライセンスについてその操業状況を明らかにし、法令順守及び環境保全上の問題はないかの調査を行なう必要があるとしている。