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ニュース・フラッシュ

2011年6月13日 北京 土居正典

中国:江西省国有企業7社、共同で国際鉱業企業設立

 中国有色金属工業協会によると、江西省の国有企業7社が連携し、海外進出加速のため、江西国際鉱業有限公司を2011年5月31日に設立した。登録資本金は3,000万元(約460万US$)で、江西国際経済技術協力公司、江西銅業集団、江西レアメタル・タングステン業持株集団有限公司、江西省石炭集団公司、江西有色地質探査局、中国瑞林工事技術有限公司、省属の国有企業資産経営(持株)有限公司が資本参加し、海外鉱産資源探査開発を共同で実施する。
 江西省は、レアアース、タングステンなどの資源は豊富であるが、錫、アルミなどが不足しており、地域経済発展のためには安定した資源供給が求められている。ここ数年、江西省は海外鉱産資源探査開発事業を非常に重視し、2010年に鉱産資源開発指導チームを設置した。また省政府支援の下、江西国際経済技術協力公司は20年間にわたる海外経験(特にアフリカ)、ネットワーク・人脈を有効に利用し、14件の探査権・採掘権を獲得している。

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