ニュース・フラッシュ
2011年6月27日
ジャカルタ
高橋健一
フィリピン:2011年鉱業セクターの見通し発表、投資額は14億US$に上方修正
2011年6月15日の各社報道によれば、フィリピン鉱山地球科学局は、2011年の鉱業セクターに関する見通しを発表し、このうち鉱業投資額は14億US$と、前回2月に示された10億US$から4割増となる大幅な上方修正となった。2005年の外国投資規制緩和開始以降、最高額となる。また、鉱業生産額予想も前年比24%増の32億US$となり、これも過去4年間で最高額となる。国際市場での金属価格の上昇及び堅調な中国需要の牽引などにより大幅な増加予想となった。Tampakan銅・金プロジェクトへの59億US$を始めとし、鉱業投資額は、2016年には180億US$に達すると予想されている。
