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- 鉱種:
- 亜鉛 ベースメタル
タジキスタン:中国・ST珠峰、鉛・亜鉛鉱山を取得
現地報道によると、中国のST珠峰は、2011年7月6日、13.13元/株(2.03 US$/株)でタジキスタンの塔中鉱業の100%株式を取得したと発表した。塔中鉱業は新疆の塔城国際がタジキスタンに設立した傘下企業で、塔城国際がその株式の92%、中環技が8%を保有していたもので、今回ST珠峰はそれぞれの持ち分を購入したもの。
塔中鉱業はタジキスタンで鉛・亜鉛鉱山の採掘・選鉱を行っていて、鉛精鉱の平均鉛品位は70%以上で銀を平均で1,000 g/t含み、亜鉛精鉱の品位は55%以上と国際的にも高品位の精鉱を生産していた。また、タジキスタンで採鉱権や探査ライセンスを保有している。今回の買収金額は純資産額から比べると高いが、これは探査の結果の評価更新を反映したものという。ST珠峰は今回の買収で鉛・亜鉛の採掘精錬を行う大型企業となる。
