ニュース・フラッシュ
2011年8月1日
ジャカルタ
高橋健一
インドネシア:政府、アサハン・アルミ株式を7億US$で購入の意向
2011年7月20日の地元報道によれば、Hidayatインドネシア鉱業大臣は、日本との合弁事業のインドネシア・アサハン・アルミ株式について、インドネシア政府が日本側持分となる日本アサハンアルミニウム所有の58.9%を7億US$で購入する意向であることを示した。現在のBOT契約は2013年に契約期限となり、2010年からインドネシア政府、日本企業連合となる日本アサハンアルミミニウム、経済産業省で協議を行っている。
日本側の意向は、契約を更新した上で3億US$の追加投資を行い、年産能力を現在の2.3万tから8万tに拡張するものであるとしているが、インドネシア側は水力発電所を含めた製錬所施設全てを引き継ぎたい意向である。また、Mustafa Abubakar国営企業大臣は、政府投資センター(PIP)と株式取得に関心のある国営企業がコンソーシアムを組み、株式購入を行うこともあり得ると述べている。更にこの株式取得に関しては、北スマトラ地方政府も関心を示している。
