ニュース・フラッシュ
2011年10月3日
リマ
山内英生
ペルー:鉱業特別税、業界の反応
2011年9月23日付け地元各紙によると、先に国会で承認された鉱業特別税、鉱業特別賦課金及び鉱業ロイヤルティ改正法案について、ペルー鉱業石油エネルギー協会(SNMPE)のMartinez会長は、肝心なのは新制度が既に承認されたという事実だとの考えを示した。その一方で、不満な点として、今後、新たな税が導入された場合に今回導入された特別税と相殺することを定めた条項を盛り込むことが政府との間で取り決められていたにも拘わらず、この部分が削除されていることであるとコメントした。一方、Buenaventura社のMorales法務部長も、先行きが見えない状況を終わらせるという意味では、新制度が承認されたことは前向きなニュースであるとしつつ、新制度の導入により、ペルー鉱業はチリや豪州等との競争力を維持できるぎりぎりのラインに立つことになったとの考えを示した。
