ニュース・フラッシュ
2011年10月17日
ジャカルタ
高橋健一
インドネシア:Grasberg鉱山、警備車両が銃撃を受け、3人が死亡
2011年10月15日の地元紙報道によれば、ストライキが続くインドネシアGrasberg鉱山で、警備車両が何者かに銃撃され、警備員ら3人が死亡、他3人が重傷を負った。事件は現地時間10月14日午後3時45分頃起こり、警備用トラックが鉱山近傍のNayoro村を走行中、何者かに銃撃された模様。地元警察の発表では、このトラックの銃撃により乗車していた3人が死亡、1人が負傷し、さらに救援に向かった別の警備隊も銃撃され2人が負傷した。地元Mimika警察、パプア州機動隊及び鉱山の警備隊は、共同で現場付近の警備、安全確保に努めている模様である。
Grasberg鉱山では、労働組合が大幅な賃上げを求めストライキが続いており、ここまで双方折り合いがつかず、10月10日には、組合側と警官隊が揉み合いとなり、従業員1人が死亡するなど緊張が続いている。
