ニュース・フラッシュ
2011年10月24日
ジャカルタ
高橋健一
インドネシア:UAE政府系ファンド、カリマンタンでのアルミナ製錬所建設等の大型投資計画に関心
2011年10月19日の地元紙報道によれば、アラブ首長国連邦(UAE)の政府系ファンドを中心に、インドネシア・西カリマンタン州でのアルミナ製錬所建設やインフラ事業など、複数の大型投資計画に関心を示している。
駐UAEインドネシア大使が語ったところによると、UAE政府系投資ファンドのアブダビ投資庁(Abu Dhabi Investment Authority:ADIA)は同州でのアルミナ製錬所建設に関心を示しており、FSを実施するためADIA関係者が11月に現地入りする予定。投資額は45億US$を計画している。また、同じくUAEの政府系企業であるMubadala Development Companyが同州のインフラ事業への投資に関心を示しており、今回投資額は示されていないが、2011年6月に現地視察を行った模様。その他のセクターにおいても、複数の企業による同州での投資が検討中であるとしている。
同大使は、インドネシアが現在法制化を進めている高付加価値義務化により、2014年以降鉱石輸出が禁止される見通しとなっており、今回のような製錬所建設計画の追い風となっているとコメントしている。
