中国：2011年鉛生産量見通し450万t

　2011年11月15日から2011年中国国際鉛亜鉛年会が雲南省昆明市で開催され、2011年の中国の鉛生産量が対前年比7.7％増の450万tとなる見通しが発表された。
　中国有色金属工業協会の統計によれば、2011年の鉛の需給見通しは、生産量450万t、消費量410万t前後で、それぞれの対前年増加率は7.7％、5.9％である。中国有色金属工業協会の陳全訓会長の紹介によると、中国国内の生産・消費とも持続的な成長を遂げていて、「国内市場は、鉛・亜鉛の主要ユーザーの一つである自動車産業では販売促進サポートが終了したことでやや減少したが、第12次五カ年計画での交通等インフラ建設が鉛・亜鉛国内市場の成長に繋がっている」と述べている。また、亜鉛は2011年9月までの実績で増加傾向を維持しており、年間の亜鉛精鉱需要は520万t(注；含有金属量)、前年比6.1％の増加と報告された。