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ニュース・フラッシュ

2011年11月21日 リマ 山内英生

ペルー:政府、Canon税配分方法改正案を準備

 2011年11月17日付け地元各紙によると、ペルーHumala大統領は、国内の自治体等による抗議デモによって複数の鉱業プロジェクトの実施が危ぶまれていることに対して、「県政府はCanon税を社会政策に投資するべきだ。Cajamrca県では予算の25%も実行されていないのが実情だ」と述べ、地方における不満の噴出の要因は県政府側にもあるとの考えを示すとともに、政府が国会に対してCanon税配分の改正案を提出する準備があることを明らかにした。
 同大統領は、人々が飢えや乾きに耐え、教育の機会を望んでいるにも拘わらず、地方政府へ送金されたCanon税は銀行口座に貯まったままであるとして、政府としてCanon税を財源とする予算の執行率やCanon税の配分方法を改善したいとの意思を示した。

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