中国：銅陵有色金属集団公司、生産能力拡張へ

　安泰科によれば、銅陵有色金属集団公司は、中国国内外の鉱山及び企業に対する積極的な買収及び統合再編を行うと共に、安徽省内の非鉄金属資源も統合する資源確保及び開発戦略を発表した。同公司が現有する鉱山としては、買収により取得した仙人橋鉱業、月山鉱業、鳳凰山、金口嶺のほか、冬瓜山、安慶など、保有埋蔵量は200万tである。
　冬瓜山の鉱石量処理は1万t/日で、銅精鉱3.2万t/年を生産している。実収率改善のため改築・拡張工事が行われており、精鉱生産は2011年末までに3.4万t/年となる予定である。安慶の銅精鉱生産は0.8万t/年に過ぎないが、鉄精鉱の生産能力は50万t/年であり、外販される。その他の銅鉱山の年間銅精鉱生産能力は2,000 tで、現在改築・拡張中で2013年に完成し5,000 tとなる予定である。