ニュース・フラッシュ
2011年12月23日
北京
土居正典
中国:有色金属華東地質探査局(華東有色)、4年間で70件の海外鉱山投資
安泰科によれば、有色金属華東地質探査局は、ナミビアの鉄鉱床探鉱権を取得した。現在、ナミビア北部の工業パーク建設に関し、ナミビア政府と協議中である。工業パークは面積50㎢、そのうち第1期分は10㎢の計画で、鉄鋼製錬、圧延及び末端製品の高度加工企業を誘致する予定である。
同地質探査局の海外投資案件は現在、ナミビア、豪州、インドネシア、メキシコ、チリ、ブラジルなど10余カ国70件に達し、豪州ではウラン、鉄、金、銅、鉛、亜鉛、チタン、ニッケルなど12件の探査権を取得している。
2007年にナミビアの銅プロジェクト鉱業権獲得により海外進出以来、同国クネネ州で推定埋蔵量20億t超の鉄鉱床を発見、2009年6月には豪Arafura Resources社の権益24.86%を2,294万A$(2,257万US$)で買収、また2011年11月には中国民間企業と連携し豪TNG Ltd.の権益30%を1,342.6万A$(1,321万US$)で買収している。
