コンゴ共和国：African Potash社がカリウム探鉱プロジェクトの権益取得

　アフリカでカリウムの探鉱・開発を行うAfrican Potash社(本社：英国)は2012年2月、コンゴ共和国でカリウムの探鉱を行うLa Societe des Potasses et des Mines社(SPM)を15百万US$で買収し、同社が保有するDinga湖周辺で行われている探鉱プロジェクトの権益70％を間接取得した。
　SPM社は現在、同プロジェクトに係る12か月間の探鉱ライセンスを保有しているが、2012年3月23日付けメディア報道によれば、開発に向けた調査ライセンス(3年間有効)を同国の鉱物大臣より付与された模様である。同プロジェクトは、Sintoukolaプロジェクト(Elemental Minerals社)やMengoプロジェクト(MagIndustries社)など有望プロジェクトの近傍に立地している。
　現在、アフリカでは急速な都市化の進行を受け、農村部での食糧増産が喫緊の課題となっているが、本プロジェクトは安価な肥料用資源の域内供給ソースとして期待が高まっている。