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ニュース・フラッシュ

2012年3月26日 シドニー 栗原政臣

豪:QLD州選挙にて、野党自由国民党圧勝、資源政策に変化も

 2012年3月24日、QLD州議会選挙が行われ、野党の自由国民党(LNP)が89議席中78議席(選挙前34議席)を獲得し圧勝した。与党労働党は、51議席から7議席となった。
 LNPの資源に関する主な政策は以下の通り。
 技能労働者不足:教育及びトレーニングの機会を増やす。4年間で86 MA$を拠出。
 投資環境:環境・管理省に替えて新しく資源・エネルギー省を創設し、鉱業権認可手続き等を効率化する。また、鉱業界と協議して、規制、ロイヤルティ、課税等を変更する。
 ロイヤルティを地方へ:鉱業ロイヤルティを医療・教育設備等の社会インフラの整備、道路等のインフラ整備、洪水対策等に使用。
 炭素税及び鉱物資源利用税(MRRT)へのスタンス:炭素税には反対。MRRTに対しては、QLD州のインフラ整備に使用されるのであれば支持する。ただし、そうでなければ、WA州及びNSW州が検討している訴訟についても考慮する。
 鉱業界はLNPの勝利を一様に支持している。

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