ニュース・フラッシュ
2012年4月2日
ロンドン
小嶋吉広
南ア:Anglo AmericanによるZibulo Colliery石炭鉱山が操業開始
Anglo American(以下AA)は、2012年3月29日、Zibulo Colliery石炭鉱山の操業開始を発表した。同鉱山はZondagsfonteinプロジェクトとして生産を行っていたが、2008年に拡張が決定され、拡張に係る総投資額は517百万US$、年産8百万t、マインライフ20年を予定している。生産される燃料炭は国内で消費される他、Richard Bay港を経由して海外へ輸出される。
同鉱山はAA社の主要なBEE企業であるAnglo American Inyosi Coal Ltd.社により開発され、AA社によるBEE推進の象徴として位置づけられている。同鉱山の開山式に出席したShabangu鉱物資源大臣は、同鉱山の開発に際し女性や地域コミュニティが積極的に参画したことを評価した。また、地域コミュニティの生活水準向上に向け、企業との連携の重要性について言及し、「今日の社会における不平等は皆が認識しているものであり、政府だけではこの課題を解決することは出来ない」と述べた。
