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ニュース・フラッシュ

2012年6月1日 ロンドン 北野由佳

南ア:De BeersのNamaqualand鉱区で、ダイヤモンド違法採掘を行っていた労働者10名が死亡

 ダイヤモンド生産最大手De Beersが採掘を行っていたNamaqualand鉱区で2012年5月22日、違法採掘を行っていた集団が崩落した坑道内に閉じ込められた。同社は坑道内に閉じ込められた違法労働者の救出活動を行った結果、1名が救出され、10名の遺体が発見された。なお、十数名は、坑道崩壊時に自力で脱出したものと考えられている。De Beers Consolidated MinesのPhillip Barton CEOは違法採掘の危険性を懸念し、「違法採掘者は、少数の違法なダイヤモンド業者の利益のために、究極の犠牲を払っている。」とコメントした。
 一方、Susan Shabangu南ア鉱物資源大臣は、2012年5月24日の国会でのスピーチ内で、違法採掘が南ア経済に与える悪影響に対する懸念を表明し、違法採掘防止のために関係当局との協力体制を継続すると述べた。

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